今回ご紹介するのは、「死にたがりの君に贈る物語」という作品です。
以下のような構成で紹介していきます(^^)
- 内容の紹介(ネタバレなし)
- この本がオススメな人
- 読み終わったあとの感想
■内容の紹介
先ずは、内容の紹介です。
これは、大人気小説「Swallowtail Waltz(スワローテイル ワルツ)」の作者で、天才小説家の ミマサカリオリ の訃報(死亡)が最終巻発売前にSNSに投稿されたところから始まる物語。
そして、ミマサカリオリの訃報の影響で、自殺未遂事件が発生してしまう。
自殺未遂をした、16才の少女 中里 純恋(ナカサト スミレ)は言う
「Swallowtail Waltzが、ミマサカリオリ先生の作品が、もう読めないなら生きている意味はない」と。
天才小説家の突然の訃報、訃報に伴う少女の自殺未遂、そんな2つの出来事の解決を図る編集社、図らずも巻き込まれていく主人公を中心とするミマサカリオリのファン達。
天才小説家の死の謎に対して、向き合うファンの心情から、著者が伝えたいことが切なくも清々しく伝わる物語です。
ー以下は、本の帯に書いてある内容ー
この世界には、物語を必要としている人間がいる
全国に熱狂的なファンを持つ、謎に包まれた小説家・ミマサカリオリ。しかし、人気シリーズの完結目前、インターネット上で訃報が告げられた。奇しくもミマサカの作品は厳しい批判にさらされ、更にはミマサカに心酔していた16歳の少女、純恋が後追い自殺をしてしまう。幸い、彼女の自殺は未遂に終わるものの、純恋は「完結編が読めないなら生きていても意味がない」と語った。やがて、とある山中の廃校に純恋を含む七人の男女が集まり、そこで絶対に起こるはずのない事件が起きて・・・。
今の著者が自身に、読者に問いかける、痛切な青春ミステリ。
二度読み必至の傑作!!
■この本がオススメな人
①ミステリー好き
②伏線好き
③今、人生にモヤモヤ感のある人
④ミステリーは好きだけど、殺人描写とかは苦手
⑤人と人の繋がりが好きな人
この作品は、人の心をミステリーで語りかけるような昨日なので、
特に、①、③、⑤の人はオススメかと思います(^^)
■読み終わったあとの感想
最後に感想ですが、一言でいうと「感動系ミステリー」という感じです!
内容はミステリーですので、当然
登場人物それぞれが「伏線」を張って、
どこかで「嘘」を付いている訳です。
いわゆる、「殺人ミステリー」と同じように、この本でも
その「伏線」や「嘘」の理由が終盤に掛けて、解かれていくわけですが、
その「伏線」や「嘘」の理由がすべて繋がったとき、著者からの強いメッセージ性を感じることができます。
そして、読者の方が感じる人生のモヤモヤ(悩み)が、少しでも解消できるそんな作品だと思います。
いつものミステリーと同じように、
誰が「嘘」を付いているのか?なぜそんな「嘘」を付くんだろう?
そんな気持ちを十二分に持って、純粋にミステリーを楽しんでください(^^)
すべてが繋がったとき、私は確かに「もう一度、最初から読んでみよう!」と思いました。
もしかすると、読み終わったときに、涙が流れいてる方も居るかもしれません。
そんな、二度読みできる、感動系の、伏線ミステリー、オススメです😁
では、オススメポイントは語り尽くしたので、この辺で!
ぜひ、読んでみてくださいね〜(^^)
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