今回ご紹介するのは、「俺ではない炎上」という作品です。
去年話題になった「六人の嘘つきな大学生」の作者、浅倉秋成先生の作品です(^^)
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以下のような構成で紹介していきます(^^)
- 内容の紹介(ネタバレなし)
- この本がオススメな人
- 読み終わったあとの感想
■内容の紹介
先ずは、内容の紹介です。
「血の海地獄。さすがに魚とかとは違う。臭いがだいぶキツい。食欲減退。しばらくご飯は食べられないなこれは」たいすけ@taisuke0701
「文字どうりのゴミ掃除完了。一人目のときもちゃんと写真撮っとけばよかった。『からにえなくさ』に持っていくかどうかはまだ考え中」たいすけ@taisuke0701
ある日、SNS投稿がきっかけで女子大生殺害の殺人犯とされた山縣泰介(やまがた たいすけ)。
無論、彼にそんな覚えは無いのだが、「画像見たけどこれガチっぽくね?」などのリツイートを繰り返されることで、瞬く間に情報は日本中に拡散し、やがて誰もが彼を犯人だと確信し追い詰める。
何でもないなりすまし投稿であれば、噂は噂と処理されただろうが、このアカウントは10年前から投稿されており、過去の投稿を見ると本人も本人としか思えない投稿内容であった。
しかし、山縣泰介はSNSなどの知識には疎い50代のサラリーマンで、自分でアカウントの作り方などわからないレベルである。つまり、自分が作れるはずもない、見たこともない、アカウントが勝手に作られ、そしてなりすまし投稿は10年前から始まっていた。
やがて、警察も信用できないと判断した泰介は、捕まらないように逃亡(隠れる)ことを決意する。
なぜ10年前からなりすましが始まっていたのか?なぜ泰介が犯人にされたのか?『からにえなくさ』の意味とは?犯人は誰なのか?この事件の真相は?終盤は怒涛の鳥肌クライマックス。SNS時代の現代的&本格ミステリー。
ー以下は、本に書いてあるあらすじー
外回り中の大帝ハウス大善支社営業部長・山縣泰介のもとに、支社長から緊急の電話が入った。「とにかくすぐ戻れ。絶対に裏口から」どうやら泰介が「女子大生殺害犯」であるとされて、すでに実名、写真付きでネットに素性が晒され、大炎上しているらしい。Twitterで犯行を自慢していたそうだが、そのアカウントが泰介のものであると誤認されてしまったようだ。誤解はすぐに解けるだろうと楽観視していたが、当該アカウントは実に巧妙で、見れば見るほど泰介のものとしか思えず、誰一人として無実を信じてくれない。会社も、友人も、家族でさえも・・・。
ほんの数時間にして日本中の人間が敵になり、誰も彼もに追いかけられる中、泰介は必死の逃亡を続ける。
■この本がオススメな人
①ミステリー好き
②伏線好き
③少しゾクッとするミステリーが好きな人
④軽くはないガッツリめなミステリーを読みたい人
⑤終盤盛り上がるミステリーが好きな人
今回は、特に②と③と⑤の人におすすめ!
また見事に、浅倉秋成先生に騙されました!オススメです(^^)!
■読み終わったあとの感想
最後に感想ですが、一言でいうと「現代的本格ミステリー」という感じです!
このミステリー、中々にゾクッとする部分の多いミステリーなんですが、だいたいそのゾクッの根底にあるのが、SNS情報を過信した人間の怖さです。そういった意味で、現代的なミステリーだなと。
SNSの情報がきっかけで一人の男の人生が崩れていくのですが、どこかフィクションに感じられない、「本当にあり得るのでは?」と思えてくるから、ゾクッとします。
現代的とはいっても、そこは浅倉秋成先生!中身は本格ミステリーです!
私はこの本の終盤、犯人がわかった瞬間に「え!なんで!?どうゆうこと!?」と思わず声に出してしまいました。完全に、この作品の手の上で転がされていました。笑
もう、クライマックスは怒涛の伏線回収で、鳥肌が止まらないです!
そして、最後に本のタイトル「俺ではない炎上」のもう一つの意味がわかったとき、私は心の中で浅倉先生に完敗宣言しました。笑
鳥肌立たせたい人、伏線回収が好きな人、どうぞ読んじゃってください(^^)
また、浅倉先生の作品で去年話題になった「六人の嘘つきな大学生」についてのレビューも、下記リンクにまとめていますので、良ければ見てください(^^)
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