今回ご紹介するのは、「元彼の遺言状」という作品です。
以下のような構成で紹介していきます(^^)
- 内容の紹介(ネタバレなし)
- この本がオススメな人
- 読み終わったあとの感想
■内容の紹介
先ずは、内容の紹介です。
これは、主人公の元彼が”奇妙な遺言状”を残したことから始まるミステリーです。
主人公は、バリキャリの女弁護士 剣持麗子(けんもち れいこ)で、サバサバとしていますが、秘めたる情は熱く、職業柄も相まってお金にも厳しい、そんな女性です。
そんな、主人公は元彼の訃報と同時に、奇妙な遺言状に巻き込まれていきます。
その遺言状の内容が、
「僕の全財産は、僕を殺した犯人に譲る」
しかもこの元彼が、超が付くほどのお金持ちであったため、その財産は数億円を超えるレベル。
しかし、このままではあくまで主人公の元彼が、奇妙な遺言状を残しただけなのですが、
ある日、主人公の大学時代の友達から、弁護士の主人公に依頼をしたいと連絡があります。
そして、その友達は遺言状の存在をしりつつ、主人公にこう言うのです。
「僕を犯人にして欲しい」と。
その友達が言うには、元彼は病弱であり、死因も病死
そしてその友達は、元彼が死んだ少し前に会っており、そのとき風邪を引いていたという。
つまり、元彼が病死で死んだ原因は、自分がウイルスを移したから、つまり自分が犯人だ。
ということにできないか?という依頼なのです。
どれだけ、やり手の弁護士であっても、風邪を移したから犯人?しかも、普通弁護士は犯人ではないことを立証することが基本の仕事にも関わらず、犯人してほしいという真逆に依頼。
こうして、奇妙な遺言状と、学生時代の友人の依頼から、事件に巻き込まれていく、そんなミステリーなのです。
ー以下は、本の帯に書いてある内容ー
「僕の全財産は、僕を殺した犯人に譲る」。元彼の森川栄治が残した奇妙な遺言状に導かれ、
弁護士の剣持麗子は「犯人選考会」に代理人として参加することになった。
数百億円ともいわれる遺産の分け前を勝ち取るべく、麗子は自らの依頼人を犯人に仕立て上げようと奔走する。
ところが、件の遺書が保管されていた金庫が盗まれ、さらには栄治の顧問弁護士が何者かによって殺害され……。
■この本がオススメな人
①王道のミステリー好き
②伏線好き
③最近ストレスが溜まっている方
④かっこいい女性が活躍する話が好きな方
⑤法律とか少し難しい内容が絡み合う話が好きな方
特に、①と③と④の人はオススメかと思います(^^)
■読み終わったあとの感想
読み終わった感想は、スッキリしておもしろい!って感じです😁
とにかく、主人公の剣持麗子さんがかっこいい!そして頭が良い!
でも、断じて完璧なパーフェクト人間というわけではなく、しっかり人間味があって、物語の中盤には思い悩むシーンがあって・・と共感できる部分もいっぱいあります。
剣持さんの気持ちになりながら、ミステリーとしてのストーリーも面白いので、ぐんぐん引き込まれれていきます。
また、この作品は主人公が弁護士なので、法律の要素が多く含まれているのですが、これがまたわかりやすいんですよ!
もちろん私も、弁護士でも何でもなく六法全書なんか名前しか聞いたことのない人間ですが、何の引っ掛かりもなくスラスラ読めました😀
法律が、とてもわかりやすく解説されているので、スラスラ読めると同時に少し勉強にもなる
そんな作品です(^^)
さらに、剣持麗子という弁護士は、弁護士であるものの弁護士事務所に所属しているため、働き方や上司とのやり取り給料の話などは、会社員の要素が強く、平凡なサラリーマンの私でも共感できる部分が多いのも特徴です。
そういった会社員にも置き換えることのできる トラブルやストレス も、剣持さんが悩みながらも、最後はめちゃくちゃスッキリさせてくれるので、事件もストレスも伏線も、最後はすべてスカッと終わらせてくれます!
ミステリー好きはもちろん、最近少し会社や仕事にストレスが溜まっている方、ぜひこの本を読んでストレス発散をしてみては如何でしょうか?剣持さんがスッキリさせてくれること間違いなしですよ😁
以上、この記事がきっかけで、本作品がより多くの方に読んでいただけると幸いです(^^)
最後まで、お読みいただきありがとうございました!
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